Quadratic Voting
投票方法の一つ。
1. 一定量のCreditが全員に配布される。Creditは使わずに蓄積していくことも可能
2. そのCreditを消費して票を購入し、投票することができる
3. ただし、x票を購入する際に要するCreditはx^2である
https://gyazo.com/76788f3e4e95f62d614ea2d526c60e57
ある問題に対して関心が大きければ、より大きな影響力を持つことができ、ある問題に対して関心が低ければ、大きな影響力を持つことができず、影響力が小さい
1人1票という、民主主義の欠点を補うもの
1人1票の場合では、強い選好と弱い選好の区別がつかないため、少数の人々が強い関心を持っており、その他多数が弱い関心を持っているという状況を反映することができません。
政治にマーケットの原理を持ち込む
つまり、最も高い値段をつけた人に決定権を委ねるのではなく、その決定による行動が他者に課すコストのトータルを、決定権を下したそれぞれの個人が分担して支払うということ
Yes, No, 無関心のいずれかの選択肢しか無かった現在の一人一票の制度とQVが決定的に異なるのは、志向の強さを反映することができる点です。Creditを蓄積できること、および一つのテーマに一票以上投じることができるためです。これにより、マイノリティがマジョリティを投票で制する余地が産まれ、最大多数の最大幸福を満たすことはできないが、限りなく近いことはQVによって実現できるだろうと述べられています。